ホラーゲームレビューの部屋


アナコンダ2

 

 

 

「アナコンダ2」は2004年のパニックホラー映画。

7年に一度咲くという「不死の蘭」を求めて、科学者とその仲間たちは東南アジアのジャングルに向かった。
不死の蘭を手に入れて、莫大な富を得ることを夢見る科学者たち。
だがジャングル奥地に踏み入った一行は、恐ろしく巨大なアナコンダに襲われて・・・
こんな感じのストーリー。

ストーリーや状況は、「エイリアン」とか「遊星からの物体X」とかに似ている。
逃げられない場所で、置き去り状態の主人公たち御一行様が、怪物に一人また一人喰われていく。
舞台が宇宙ではなくジャングルで、エイリアンの代わりにアナコンダという・・・
まあよくあるパターン。

アナコンダ2となっているが、原題は「Anacondas」で前作と世界観とかストーリーはつながっていない。
この作品の後に作られた、アナコンダ3やアナコンダ4とは、いちおう世界観や設定がつながっている。
それにしても、原題のAnacondasという名前の付け方からして、エイリアンを意識しているような気がする。
エイリアンも二作目は「Aliens」だったし。

まったく期待していなかったためか、意外と悪くなかったと感じた。
ホラー映画は怖くて駄目という人も、観ても大丈夫な感じの映画。
ホラー映画的な演出も無いこともないが、どっちかというと、ジョーズなんかと同じ動物パニック映画。
グロシーンとかは無かった。
いや、ちょっとあるかな。あるかも。
ホラー映画とかに慣れている人なら、どうってことないレベル。

肝心のアナコンダも、あまり怖くなかった。
食欲旺盛なアナコンダ。
しかしガブッ、モグモグでなくて、パクッ、ごっくんという感じの食べ方ということもあり、なんというか、あっさり風味。
あっという間に喰われるので、ちょっとインパクトが弱い。
しかもアナコンダ、結構弱いし。
ただ最後に喰われた人だけは、ちょっとインパクトあった。表情が。
蛇が嫌いな人なら、気持ち悪いとは思う。

この手の映画の常として、誰が生き残るんだ?というクイズ映画としても楽しめる。
一粒で二度おいしい、そんな映画。
ちなみに自分の場合は、予想が外れた。

犠牲者が何人も出ているのに、さわやかなエンディングってところが実にB級ぽい。
10分に一回はつっこみを入れたくなるような映画ではあるのだが、どこか憎めない、そんな映画。
怖い映画の入門用におすすめ。

 

 

 


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