Aliens vs. Predator
AlienとPredatorは両者とも有名なホラー映画だが、その両者が共演したFPSホラーゲーム。1999年発売。
最近リメイク版が発売されていて、古いほうはAliens vs Predator Classic
2000とも呼ばれている。
管理人の場合、エイリアンもプレデターも映画のほうは好きだったのだが、両者が共演と聞くと、なんだか思わず笑ってしまうような気持ちだった。
このゲームを実際にプレイするまでは。
このゲームでは3つのゲームモードがあり、マリーン（人間）、プレデター、エイリアンのそれぞれになってプレイすることができる。 基本的には映画「エイリアン」の世界観で、そこにプレデターが客演という感じ。
マリーンでプレイすると、まさしくホラーゲームというか、サバイバルホラーになる。
マリーンは敵を探知できるレーダーを持っているのだが、これが敵が近くなると、音が大きくなってくる。この演出がとても良い。目の前には何もいないのに、レーダーの音はだんだん大きくなってきたりする。そして突然エイリアンが襲い掛かってきたり。また敵としてのプレデターは、クローキングで部屋の隅に隠れていて、こちらを狙ってショルダーキャノンを撃ってきたりするが、その時は映画と同じように赤い光の演出がある。おおっと驚いた次の瞬間やられたりとか。一番嫌なのがエイリアンのフェイスハガーで、これがカサカサと音を立てながら近寄ってくるのだが、暗い場所が多いのでよく見えないことが多い。顔にくっつかれると即死してしまう。こういう演出が、映画をうまく再現しているように思う。
プレデターでプレイすると、また違った雰囲気になる。
プレデターは映画のシリーズでもハンターの宇宙人という設定だが、それを地でいくような感じになる。人間よりも体力があり、映画で登場した様々な武器、さらに映画と同じようにクローキングで透明化したり、真っ暗な場所でも人間やエイリアンだけを視界に捉えることもできる。ザコのエイリアンならパンチ一発で倒すこともできるし、しかも人間と違い、エネルギーが許す限り、いつでもどこでも体力を回復できる。エネルギーは時間がたつと回復するので、ほとんど弱点なし。
こういった感じなので、ホラーゲームとしての緊張感はいまひとつになるのだが、フェイスハガーにはやはり即死させられるし、ちょっと硬い敵もいたり、何より人間の武器が強力すぎて恐い。
なお、残念ながらマスクは脱げない。ゲーム内に鏡があるが、マスクを脱いでブサイク顔を拝むことはできない。残念。
エイリアンのプレイは独特。
移動のスピードは速いが、攻撃方法が接近戦しかないので、意外に難しい。壁に張り付いたりもできるのだが、実は体力もあまりなく、マリーンと真正面で対峙するとあっさりやられてしまったりする。エイリアンとして生きていくのは結構大変。
後に映画も作られたが、映画のAvPはちょっと微妙な内容だったかなとも思う。
このゲームに関しても、古いエイリアンやプレデターの映画を観ていない人からすると、ちょっと難易度が高いだけのFPSゲームというだけで、あまり印象に残らないかもしれない。
でも、映画のエイリアン1、2とかプレデターが好きという人は、このゲームを是非やってみてほしいと思う。映画の雰囲気をうまく再現できている。
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