バイオハザード4

ホラーアクションゲームとして超メジャーなバイオハザードシリーズの6作目。
4では「バイオハザード2」で主人公だった、レオン・S・ケネディが再び主人公となっている。
誘拐された大統領の娘を救出するため、ヨーロッパの怪しげな村へ到着したレオンは、そこでまた事件に巻き込まれる。そんなストーリー。

4ではそれまでのバイオハザードシリーズから大きく変化して、FPSゲームに近い感じになった。
PCゲームで言うと「ヒットマン」シリーズのような感じ。背後霊のような視点。
このシステムの変更は賛否両論あるようだが、個人的にはこっちのほうが好き。
他には新しい要素として、武器商人による武器のパワーアップがあったが、これは結構良いと思う。
でももっと変わった武器があっても良かったかも。

ホラーゲームとしてはどうだったかというと、最初の村なんかはとても良くできていると思う。
怪しげな雰囲気と怪しげな村人。集団で襲ってくるシーンとか良い感じ。チェーンソー男も。
バイオハザードシリーズらしく、イベントも良いタイミングで入って、さくさくとゲームが進んでいく。
グラフィックも良くなって、古いバイオハザードシリーズと比べて迫力もある。
ただ後半はちょっとマンネリかなと思われるところがあったり、ボスなんかもどうかなあ・・・と思う。

全体的にはホラーアドベンチャーゲームというより、ホラー風のアクションゲームといったほうがしっくりくる。
ホラーらしい演出も多々あるが、やはりアクション重視という印象。
それでいて海外のFPSゲームのようなスピード感や爽快感があるかというとそうでもない。
Windows版なのにマウス操作に対応しないという残念な点もあるし。
なんだかんだで一番印象に残っているのは射的ゲーム。

バイオハザードシリーズの良さというのはとっつき易さ・わかり易さだと思う。
マニアックなゲーマーやホラーゲーム好きの人以外でも、途中で投げ出さずにクリアするまでプレイ
し続けられるだけの親切さやゲーム性。それはシステムが変わったバイオ4でも受け継がれている。
しかしどうせなら思い切って普通のFPSゲームにしたほうがいいんじゃないか、なんてことも思う。

システムも変更し、敵もゾンビではなくなって新しい設定になったわけだが、新鮮さはあまり感じなかった。
実際プレイすると結構面白くて一気にクリアしてしまうが、あまり記憶に残らないというか・・・
佳作。