クラーケンフィールド

水中カメラマンのレイは子供の頃に両親を海で亡くしていた。
そして考古学者のニコルは自身の研究のため、海で、ある宝石を捜していた。
その調査の途中で犠牲者が出てしまう。それはクラーケンによるものだと噂が流れる。
その情報を得たレイは、ニコルの調査チームに加わるが・・・
こんな感じのストーリー。

食いしん坊のイカが、喰って喰って喰いまくる。
もしもジョーズがイカになったら・・・
そんな映画。
イカの食欲は尽きない。
まさにB級映画の王道。

序盤でグロいシーンが出てくる。
この手の映画に慣れてない人は、見ちゃいけません系。
まあホラー映画ではよくあるのだが、序盤だったので不意をつかれた。
結局そのシーンが一番インパクトがあった。

つっこみどころも満載で、細かいところには目をつぶるとしても、2点だけ。

一つはクラーケン。
ほとんどCGで描いていると思うが、これが結構
「あー、CGだ」
という感じ。イカの足の動き方とかちょっと微妙。主役みたいなもんなのに。
これじゃスカイリム（ゲームです）で出てくるドラゴンとかのほうがよっぽどリアルじゃ。

もう一つは、ラストでヒロインの巨乳先生がクラーケンに連れ去られても無傷だったこと。
他の人はイカの足の吸盤でたいへんなことになってたのに、巨乳先生はまったく無傷。
巨乳は正義だという、製作者の隠されたメッセージか・・・

原題はDeadly Water。
邦題はクラーケンフィールド／HAKAISHIN。
破壊神になっちゃってるし。
2006年の映画だが、もしもっと最近だったら
「世界初！ダイオウイカの逆襲」
とかそんな邦題になっていたことだろう。