ホラーゲームレビューの部屋


ラプラスの魔

 

 

 

ラプラスの魔はホラーを題材にしたRPG。
PC-9801やX68000といった当時のPCや、PCエンジンやスーファミでも発売されている。
アメリカの片田舎の街ニューカムにあるウェザートップ館は、幽霊屋敷として話題になっていた。
様々な職業の人々がニューカムに集まり、ウェザートップ館の調査に挑んでいた・・・こんな感じのストーリー。
ゲームのシステムはウィザードリィのような感じ。
管理人はPCエンジン版をプレイした。PCエンジン版では、声優による音声が流れるのが特徴。
オープニングでは天本英世の語りもある。

ゲーム前半はウェザートップ館の中で、街で頼まれた行方不明者の捜索とか、屋敷の調査などを進めていく。
ウェザートップ館の中では様々なモンスターが出てきたり、壁の絵が喋ったりとかいろいろある。
これがなかなかいい感じで、PCエンジン版の特徴である声優による音声と相まって、お化け屋敷の中をおそるおそる進むという気持ちを味わえる。

ゲーム後半になると、前半のようなお化け屋敷探索から、普通のRPGのような展開になってしまう。これが少し残念。
しかしゲーム終盤までクトゥルフの世界観は維持されていて、やはり独特の雰囲気はある。

ラスト近くで怒涛のボスキャラ対決があるが、まさに地獄。
ゲーム内のキャラにとっても地獄だろうが、プレイしているプレイヤーにとっても地獄。
怒涛のボスキャラ軍団は、物理攻撃ではたいしたダメージを与えられず、絶対に霊能者が必要になる。
ラスボスも異常な強さ。
探偵は体力回復と霊能者の盾としてしか存在価値がなくなる。
ちなみに管理人の場合は、探偵+草壁を含む霊能者3人のパーティーで挑んだが、ラスボス相手に霊能者が瀕死になりまくり。
大変な苦労の末クリアした。回復薬と聖水は絶対必要。

ラスト間近のゲームバランスの悪さや、全体的に不親切だったりとかいろいろあるが、ホラー系RPGとしては名作だと思う。
特にクトゥルフ神話が好きな人にはおすすめのゲーム。

 

 


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