モンスターズ/地球外生命体

「モンスターズ/地球外生命体」は2010年のイギリス映画。
監督はゴジラ2014のギャレス・エドワーズ。
事故がきっかけで地球外生命体に占拠されたメキシコを、二人の男女がアメリカへと脱出を目指す・・・
こんな感じのストーリー。

以下の感想はネタバレを含みます。ご注意ください。

タイトルからして、B級パニックホラーのような映画を期待していたのだが、実際は全然違った。
自分もそうだったが、タイトルにつられて観た人が多そう。ご愁傷様です。

実際は、メキシコからの脱出を試みる主人公達を、ドキュメンタリーのような描き方をしている。
人間ドラマが中心で、モンスター（エイリアン）はオマケみたいなもん。
メッセージ性が強く、風刺のようなものが多くちりばめられていて、中盤の展開は少しだるく感じられた。
モンスターズというタイトルだが、本当のモンスターは人間じゃ！というような。
ただ美しい風景を映したシーンも多く、見せ方にはこだわりがあるのかなとも思った。

後半にグロシーンもあるものの、やはりSFホラーという感じはしない。
こういう映画もありなんだろうとは思うが、賛否両論多そうではある。
映画をラストまで観れば、最初の映像の意味がわかるわけだが、あの終わり方はちょっと微妙。
せめてハッピーエンドにしとけば良かったのに。

この映画が良いと思えるかどうかは、単調な展開とメッセージ性の強さを受け入れられるかどうかだと思う。
しかし、せっかくSFやエイリアンを扱っているので、もうちょっと娯楽性が高くても良かったのでは。
ちなみにヒロインの女優はキレイだった。