夜想曲 (PS)

赤川次郎原作のサウンドノベル。
ゲームのシステムは、当時の他のサウンドノベルと大きな違いはない。
マルチエンディングで、すべてのエンディングを見るためには気合と時間が必要。

ストーリーは選択肢によっていろいろと変化していくが、ホラーっぽい演出が多い。しかし演出はホラーっぽいが、最終的にはサスペンスでしたというシナリオが多い。さらにいうと、バッドエンドになりやすいような気もする。バッドエンドは後味が悪いものが多い。

完結編や外伝といったシナリオがあるのだが、それらをプレイするための条件が厳しくて、かなり面倒くさい。
毎日ちょこっとずつプレイして、すべてのシナリオのクリアを目指すのが、このゲームの正しい遊び方だと思うが、同じようなパートをプレイするのが退屈かもしれない。

全体的にみるとストーリーや音の演出も優れているし、結構のめり込めるサウンドノベルだと思う。
ちょっと気になる点もあるが、サウンドノベルが好きな人ならおすすめ。