Land of the Dead : Road to Fiddler's Green

ゾンビ映画監督として有名な、ジョージ・A・ロメロという監督の同名映画を元ネタとするFPSゲーム。
プレイヤーは田舎の農夫となって、ゾンビがあふれる中を、安全な場所を目指して進んでいく。
DEMO版を最初にプレイした時は期待できそうな感触だったのだが、実際はちょっと展開が単調に感じられた。

ゾンビだらけの町を、ゾンビを撃ちまくりながら安全な場所へ向かっていくというストーリー。
いやストーリーと呼べるかどうか。
とにかく撃って撃ちまくりながら、行けるところに移動していたら、いつの間にかゲームが終わっていたという・・・

ゾンビが弱すぎるというか、ちょっと単調すぎるというか、緊張感がいま一つ。
最初のうちはゾンビの突然の登場に驚いたりするのだが、敵はほとんどゾンビだけなので、慣れてくると戦闘が簡単になり、緊張しなくなってしまう。
「志村、後ろ後ろ！」という状況にはなかなかならない。

でかくて特別しつこいゾンビとか、いかにも「ボスです」と主張しているようなゾンビは出てこない。
皆オーソドックスなゾンビ。ドラマティックな展開はほとんどないが、ある意味リアルかもしれない。潔い。
しいてあげるなら、調子に乗って撃ちまくっていると、武器が弾不足になりやすい点ぐらいか。
ちなみに途中でFire Axeという斧を入手でき、これに慣れると弾を節約できる。

自分はFPSゲームに慣れているので、FPSゲームとしては、ちょっとぬるいゲームだと感じた。
しかしゾンビを撃ちまくる爽快感？はあるので、ゾンビ映画の世界を簡単に体験するには良いかもしれない。
あまり複雑な操作とかも無いので、FPSゲーム初心者の人でもいけると思う。

元ネタはロメロの映画でもあるし、ゾンビを愛する人向け。
とにかくゾンビ大漁、ゾンビ万歳、そういう人向けのゲーム。