ホラーゲームレビューの部屋

 

パンドラMAXシリーズVOL.2 死者の呼ぶ館

 

 

 

「パンドラMAXシリーズVOL.2 死者の呼ぶ館」はPSのアドベンチャーゲーム。
メーカーはパンドラボックス。パンドラボックスはスーファミの「学校であった怖い話」や「晦-つきこもり」を製作した会社。

主人公は不動産会社の新入社員。
6人の客を連れて、会社所有の物件である別荘へ向かう。
最寄の駅に到着したが、別荘の管理人がいつまでたっても迎えに来ないため、一行は歩いて別荘に向かうことにした。
しかし目的の別荘に辿り着けずに森の中で迷ってしまい、古い洋館に辿り着くが・・・
こんな感じのストーリー。

ミニゲームもあったりするアドベンチャーゲームだが、実質的にサウンドノベルといえる。
グラフィックはアニメ調。

マルチエンディングで、エンディングはバッドエンドを含めればかなり多い。
選択肢によって多少の分岐はするが、シナリオの大きな流れや設定は変わらないように思う。
まるっきり違う話になってしまうとか、そういうことはない。

シナリオはホラーだが、輪廻転生とか恋愛とかの要素も入っているので、恐さ一辺倒という感じではない。
普段はホラーゲームはやらないという人でも、プレイ可能なレベルと思う。
恐さを追及している人は、物足りなさも感じそう。
特に難しいパートなどもなく、適当にプレイしていてもどれかのエンディングに辿り着ける。

全体的に簡単・お手軽なつくりで、気軽にプレイできるが、いくつか気になる点が。

再プレイ時にメッセージスキップができない。これは結構めんどうくさい。

ストーリーの大筋があまり変わらないため、再プレイする気にならない。
謎解きのような要素もほとんど無いし、 数回クリアしたら飽きてきた。
マルチエンディングではあるが、マルチシナリオではないという感じ。

他の何回も再プレイを楽しめるサウンドノベルと比べると、やっぱりいまいち。
ミニゲームやおまけ要素が充実しているが、もっとシナリオに力を入れて、いろんなパターンに分岐していくとかやってほしかった。
ホラーっぽい雰囲気や設定は悪くないと思うが、ゲームとしてはちょっと物足りない作品。

 


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